Illustratorで作業を始める時に1番最初に行う作業は新規ファイルの作成または画像を開くことです。
新規ファイル作成は、何もない真っ白の状態から作業に入る場合です。
画像を開いてから作業する場合はその画像を元に作業を始めていく場合です。
Illustratorを使用する際は、この2つのパターンからスタートしますので、両方覚えておきましょう。
まずは新規ファイルの基本的な作成の仕方から説明していきますね。
【1】Illustratorで新規ファイルを作成する方法
Illustratorを起動すると、「新規作成」という画面が表示されるかと思います。
そこから新規作成をクリックしましょう。
または、Illustratorを起動したら、「ファイル」から「新規」で作成することもできます。
新規作成をクリックすると「新規ドキュメント」というダイアログが表示されます。

上部には「モバイル」「web」「印刷」「ファイルとビデオ」「アートとイラスト」という項目が並んでいます。
①「モバイル」

モバイルから新規ファイルを作成すると、スマホやタブレット用のデザインを即座に作ることができます。
②「web」

これはweb用のデザインをする時に使用します。
webサイトのバナーやweb上のグラフィックなどを作成する際は「web」から作成しましょう。
③「印刷」

チラシ、名刺、ロゴなどの紙に印刷するものを作成する際にはこれを選んでください。
④「ファイルとビデオ」

こちらは特に動画を作成するわけではなく、動画用の使う画像を簡単に作成できるというものです。
あらかじめガイドがついているため作成しやすいです。
⑤「アートとイラスト」

ポスターやポストカードのデザインをする際には「アートとイラスト」にプリセットが用意されています。
しかし!
これらは全て目的別に新規ファイルを作成しやすいようにカテゴライズされているだけなので、基本的にどれから作業に入ってもOKです。
新規ファイルの「詳細設定」の概要
また、プリセットをカスタマイズするには、画面右側にある「プリセットの詳細」の「詳細設定」をクリックすると、詳細設定ができるダイアログが表示されます。

以下の項目を1つ1つ説明していきます。

①ファイル名を設定できます。
②用途に応じて印刷物やwebなどを設定します。
③アートボードの数や並び方、間隔などを設定できます。
アートボードとは実際に作品になる範囲です。
アートボードからはみ出したオブジェクトは作品に反映されません。
用途に応じたアートボードサイズを設定してください。
また、アートボードは設定後でも大きさや個数を変更することもできます。

④アートボードの大きさを設定できます。
⑤単位を設定できます。一般的には印刷物の際には「ミリ」、webの場合は「ピクセル」で作業をします。また、アートボードの向きも設定できます。
⑥裁断部分の塗り足し部分の幅を設定できます。印刷物は必ず設定します。
以上が新規ファイルを作成する方法です。
次は画像を開く方法について説明します。
【2】Illustratorで画像やファイルを開く方法
画像やファイル(pdf、epaデータ、aiデータなど)を開くところからスタートする場合はIllustratorを起動して「ファイル」から「開く」をクリックします。

開くをクリックすると、自分のファイルが出てくるので開きたい画像やファイルを選択すると、キャンバス上に配置されます。
また、画像やファイルはIllustratorのキャンバス上にドラッグ&ドロップでも開くことが可能です。
自分のやりやすい方法で画像やファイルを開きましょう。
【3】Illustratorのキャンバス上に画像を挿入する方法
既存キャンバスの上に画像を開きたい時は、「ファイル」から「配置」で画像を挿入します。

開きたい画像やを選択して、開くを押すとキャンバス内に画像が挿入されます。
複数の画像を開きたい場合はShiftキーを押しながら画像を選択すると一気に画像を配置できます。
また、先ほどと同様、画像をキャンバス内へドラッグ&ドロップでも配置することが可能です。
以上がIllustratorの作業へ入る最も基本的な手順です。
次はファイルの保存方法についての記事へ移ります。
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