Illustrator(イラストレーター) の基礎中の基礎と言っても過言ではない操作がパスファインダーです。

対象物(オブジェクト)を合体させたり、分割したり、切り抜きなどができる超必須ツールなので、必ず使いこなせるようにしておきましょう。
「ウインドウ」>「パスファインダー」パネルを出しておきましょう。
このページの目次
使い方1:オブジェクトを合体させる
重なり合ったオブジェクトを1つのオブジェクトとして合体させることができます。

合体させたいオブジェクトを全て選択してから「合体」のパスファインダーをクリックします。

↓

使い方2:オブジェクトを切り抜きする
重なったオブジェクトで切り抜きすることができます。

オブジェクトを選択して、「前面のオブジェクトで型抜き」をクリックします。

このように型抜きされます。

さらに複数のオブジェクトでも型抜きができます。

↓

使い方3:重なったオブジェクト部分のみを残す
オブジェクトを選択して「交差」をクリックします。(この時必ず2つのオブジェクトでないとエラーが出ます)


こうすることで交差した部分のみを残すことができます。

応用すると、少し複雑な形状を作ることが可能になります。
例えば、このような円が5つ複雑に重なり合っているとして、

この周りの4つの円を合体させて1つのオブジェクトにします。

オブジェクトを全て選択して型抜きをすると、このように型抜きができます。

型抜きを使うと色々な形ができますが、最初は少し頭を使うかもしれません。
使い方4:重なった部分を消す
次は「中マド」と呼ばれるものを使っていきます。

中マドはオブジェクト同士が重なった部分を消すことができるものです。
複数のオブジェクトを選択できます
このような円が複数重なったものがあるとします。

わかりやすいように青と赤のカラーを不透明度70%にして透かして表示してみましょう。

これらを選択して「中マド」をクリックすると重なり合った部分が消えます。

不透明度を100%に戻すとこのような形状ができあがりました。

色が赤くなっているのは、前面のオブジェクトが赤いものだからです。(カラーは前面のオブジェクトに従います)
使い方5:分割でオブジェクトの色を変える
分割ツールを使うと、オブジェクトの色をランダムに変えることができます。

このようなオブジェクトを用意します。

線ツールを使って、オブジェクトに線を加えていきます。

全て選択して「分割」をクリックすると、見えないですがオブジェクトが分割されました。

ダイレクト選択ツールでオブジェクトの一部を選択して色を変えることができます。

こんなかんじになります。

使い方6:オブジェクトを刈り込む
「刈り込み」を使ってオブジェクトで刈り込みを入れていきます。

このような重なったオブジェクトを用意します。

これらを全て選択して「刈り込み」をクリックします。
ダイレクト選択ツールでオブジェクトを選択してオブジェクトを移動させると、刈り込みが入っているのが確認できます。

使い方7:「合流」機能の説明
「刈り込み」と「合流」はほぼ同じような機能ですが、違う点が1つあります。

合流は同じ色同士のオブジェクトのみ合体され、1つのオブジェクトになる特徴があります。
マイナーな機能なのであまり使いませんが説明していきます。
このような同じ色があるオブジェクトと異なる色のオブジェクトが重なっているとします。

これらを全て選択してから「合流」をクリックすると、同じカラーのオブジェクトのみ合体され、異なるカラーだけは刈り込みされることになりました。

以上がパスファインダーの基本的な方法です。
最後の方になるとあまり使用頻度は多くないですが、合体や切り抜きなどは使うことが多くなってくると思うので覚えておきましょう。
Illustratorを使用するためには
Illustratorはadobe社の提供するツールなので、adobe公式サイトから購入できます。
ちなみに、最安値で購入する方法は以下の記事で詳しく解説しました。