対象物(オブジェクト)を等間隔に揃えたい、画面の中心に持っていきたいなど・・
そんな要望をワンクリックで叶えてくれるのが「整列パネル」です。

実はこの整列パネル、きちんと正しく使いこなせていないのが人が多いのでもったいない!
これを使いこなせると、作品の完成度に大きく差がつきますよ。
整列パネルでよくあるのが、なかなかうまく整列できずにズレが生じてしまうことです。
それを今日は解消していきましょう!
まずは、
「ウインドウ」>「整列」でパネルを出しておきます。
整列パネルの基本的な機能を把握しよう
①水平方向左端に揃える
左端に合わせて整列されます。

②水平方向中央に揃える
中央に合わせて整列されます。

③水平方向右端に揃える
右端に合わせて整列されます。

④垂直方向上端に揃える
上端に合わせて整列されます。

⑤垂直方向中央に揃える
中央に合わせて整列されます。

⑥垂直方向右端に揃える
右端に合わせて整列されます。

⑦垂直方向上端を均等に揃える
上に合わせて、均等にオブジェクトを整列できます。

⑧垂直方向中央に均等に揃える
中央に合わせて、均等にオブジェクトを整列できます。(見た目は⑦と変わらない)
⑨垂直方向右端に均等に揃える
右に合わせて、均等にオブジェクトを整列できます。(見た目は⑦と変わらない)
⑩水平方向左端に均等に揃える
オブジェクトを左端に合わせて等間隔に整列できます。

⑪水平方向中央に均等に揃える
オブジェクトを中央に合わせて等間隔に整列できます。

⑫水平方向右端に均等に揃える
オブジェクトを右端に合わせて等間隔に整列できます。

オプション機能もあります
整列パネルの右上にあるボタンを押すと、整列オプション画面が出てきます。

このようになります。

こちらは数値を設定することで、任意で均等に配置できるようになります。
均等に整列させたい場合
以下のようにオブジェクトを均一に揃えて、上下の配置も均等にさせたい場合は整列と分布の2つを上手に使うことで完成します。


画面中心に整列させたい場合
画面(アートボード)の中心に整列させたい場合は、以下のメニューから「アートボードに整列」を選択し、整列を行っていきます。

何もせずに整列をするとこのように画面中心からずれた整列になります。

アートボードに合わせて整列すると画面の中心にくるようになります。

これをさらに綺麗に中心に持っていきたい場合は、オブジェクトを全て選択した後に「キーオブジェクトに整列」を選択します。
(キーオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトを対象に他のオブジェクトが整列されます)

そうすると、合わせたいオブジェクトを選択することができ、選んだオブジェクトは太い青線になります。

これに数値を入力してから、等間隔に分布すると、、、

完成!綺麗に整列できました!

整列はデザイナーとしての基本
デザイナーは目で見た感覚的なものだけでなく、きちんと数値で配置をしていかなければ一人前とは言えません。
数値で整列、分布した場合は必ず誰が見ても綺麗に見えるのでそこはサボらないようにしていきましょう!
とくに印刷物を作る場合整列を行わないと顕著にそれが作品に現れてしまうので注意。